「一生愛が続く」パートナーシップ
カウンセリングでは、パートナーシップのご相談を最もたくさんお聞きしています。
パートナーがほしいけどできない方や、夫婦関係に悩んでいる方に、
どんな結婚生活がいいですか?
ご主人とどんな関係になりたいですか?
とお聞きすると、多くの場合
「中のいい夫婦になりたい」
「向き合える関係になりたい」
「夫と協力し合える関係になりたい」
「大切にしてもらいたい」
と帰ってくるのですが、これ以上詳細な感じをお聞きしようとしても出てこないんですね。
つまり、みんな「なんとなくこんな感じがいい」とは思っているけど、具体的にどんなのがいいか、
どんな感覚を感じていたいか、はわかっていないのです。
でも、「みんなが笑顔の平等な社会を!」と口当たりのいいことを言っても、一時的に気分は上がりますが、
「まずは、こういう施設が必要なので、こういう仕組みを作って、いくらの予算を確保します!」
みたいな、「ふむふむ、それなら平等な社会が実現しそうだ!」と思える具体性がなければ、実現はできません。
パートナーシップも同じで、具体性、つまり自分のWANTががなければ、実現は難しくなります。
そもそもパートナーシップって、なんだろう?
他人なのに家族のように暮らしていく、血の繋がった親から離れた後、親以上に近くなる存在。
大好きなのに、たくさん傷ついたり。
世界で一番近い存在のはずなのに、時に嫌われるのが怖すぎて、距離を取ってしまい世界で一番遠い存在に感じてしまったり。
大好きだから、一緒にいて感じる寂しさは、いなくて寂しいよりずっと悲しい。
でも、繋がった時には、相手がいるだけで幸せ。
「自分のために」と「相手のために」で悩んだり、でも、やっぱり、自分を後回しにしてでも相手を笑顔にしたかったり。
時に、世界で一番嫌いな存在になり、世界で一番あなたを悩ませる存在になり、別れたくなり。
でも別れられないから悩んで、やっぱり好きに辿り着いたり。
。。。
やっぱり、パートナーシップってなんでしょう?
わかっているようでわかっていないものです。
リジョインでは、「パートナーシップ=一生愛が続く関係」と定義しています。
ずっと続くおつきあいをわかりやすく例えると、
パートナーシップの話をする時、こんな例え話をします。
人の心の中には愛のカップがあって、パートナーと深くつながり、愛される幸せと愛する幸せを感じるたびに、カップに愛が注がれます。
人は、そのカップを愛で満たしてみたくて、愛する誰かを求め、愛を求めて時にぶつかったりするのです。
そのカップは、ずっと満たし続ける必要があるけれど、愛が増えれば増えるほど、満たす続けることが喜びになり、当たり前になります。
この世界はとても不確かで、すべてのものに限りがあり、パートナーと一緒に居られる時間は、誰にもわかりません。
もしかしたら、相手が早くなくなるかもしれないし、あなたが先に死ぬかもしれません。
死ぬ時は一人でも、このカップが愛で満たされていれば、たとえ相手が先になくなり、その先を一人で生きるとしても、
「私はパートナーに、こんなにも深く愛された」
という深い愛と一緒に、その後の人生を、悲しみもあるけれど何か誇らしい満たされた気持ちとともに生きていけます。
これまで何度も、このままパートナーができなかったらどうしようという悩みを聞いてきましたが、
愛がつながらない相手と、とにかく「結婚」という形を持つことを求めているわけではないから悩んでいるんですよね。
怖いのは、きっと、そのカップに一度も満たされる経験のないまま、枯れたままに人生を終えることです。
だから、満たし合う相手に出会えなかったら。。。と思うと、怖くていてもたってもいられなくなります。
結婚すれば、子供ができれば、このカップは満たされるわけではありません。
いつの間にか、本音で話すのが怖いから役割だけになって、距離ができて、ただ時間を過ごすだけで海が満たされないこともたくさんあります。
大切なのは、
今となりにいるパートナーと愛を積み重ねること。
愛を積み重ねることができるパートナーに出会うこと!
です。
ぜひ、パートナーと二人で、心のカップを愛で満たしてください。
心のカップが愛で満たされる相手に出会ってください。
ただ一緒にいる、ただ暮らしているのでは、そのカップには何も注がれないままです。
それは、とってもとってももったいないことです。
愛のカップが満たされると、こんな感じになります
- 何でも話すことができる、嘘のない、隠し事のない関係。
- 朝、隣で寝ているパートナーを感じて、心から幸せを感じられる。
- 夜寝る時、「明日も会おうね」と、毎日新しく感じられる。
- 相手が名前を呼ぶ声に、愛を感じられる。
- 楽しくて、時間を忘れて一緒に過ごす。
- 相手のハッピーが自分のハッピーのように嬉しい。
- 相手の笑顔のために、やってあげたいと思えるし、与えることが自分の喜びになる。
- 一緒にやりたいことがいっぱいあって、人生が、未来がワクワクする。
- 子供という、お互いの命の結晶を抱きしめたいと思える。
- 相手の話に心が痛んでも、相手のためにその痛みに向き合って、相手から逃げないでいようと思える。
- 愛するパートナーが傷ついていても、そこから逃げずに、傷つく姿に寄り添える。
- 相手が怖いから相手の機嫌をとるのではない、反応が怖いから「言わない」という隠し事をしない、仲良くなりたいから怖くても相手に伝える。
- セックスに不満がない、セックスの違いをちゃんと話し合える。
- けんかしても、ぶつかっても、愛を探すために向き合ってバージョンアップできる。
- 相手のビジョンが自分のビジョンになり、一つのビジョンを描いていきていける。
- お金、時間という現実を、2人で真剣に創造していける。
この全部を、誰でも手に入れることができます。
愛し合う機能は、人間の根本的なものです。
手に入れる方法は、自分の心と相手の心に向き合うということ。
それは、ちょっとしたコツのようなものです。
そして、向き合う一つ一つの積み重ねが、愛のカップを満たす一雫になり、いつの日か果てし無く大きな海になります。
心の法則を味方につけることがカギ
心には法則があります。
水が高いところから低いところに流れるように。
物理法則のようなもので、根性論は意味がありません。
根性で、重力に逆らって空を飛ぶことはできないように。
だけど、重力を受けて流れる水流に身を預ければ、歩くよりずっと早く進むことができます。
心理法則は、あらがわずに上手に乗って行くことが大切です。
夫とリジョインを立ち上げて、スクールをスタートさせた思いの一つに、愛のカップの幸せをたくさん味わいながら生きてもらいたい。
そして、人生が終わる時、「本当にいい人生だった!楽しかった~!こんなに愛しあえた!」と言ってもらいたい!
というのがあります。
そんな、パートナーシップを手に入れる心理法則を、仲間のカウンセラーとともにたくさんお届けできればと思っています。
村本明嬉子