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【基礎講座】共鳴という能力 〜人の心はつながっている〜

パートナーシップ講座に向けての、ブログ講座を書き進めています。
お伝えしたいこと満載なのですが、執筆のスピードが追いつかず。。。

パートナーシップ講座に向けて、今日も基礎のお話を。

前回の基礎講座は「心は何で出来ているか? 〜リジョインTES理論〜」でした。
こちらもご参考ください。

今日は、「共鳴」という心の能力についてのお話です。

<人の心をつなぐ共鳴という作用とは>

人の心には、共鳴作用という力があります。

共鳴作用というのは、
「相手の感じている感情・感覚を、センサーで感じ取って、同じ感情・感覚を感じる力のこと」
です。

例えば、
あなたが、電車に乗ったとします。

3人分の席をとって、不機嫌そうにふんぞり返っている人がいるとします。
あなたは、その人を見て、嫌な気分になります。

多くの人は、この「嫌な気分」は、この人を見て発生した自分の気持ちだと思っていますが、
実は、この「嫌な気持ち」は、ふんぞり返っている人が感じている「嫌な気持ち」を、
あなたのセンサーがキャッチして、再現した「ふんぞり返っている人が感じている嫌な気持ち」
なのです。

例えば、
もらい泣きの心理。

これも同じで、泣いている人を見て、その人が感じている悲しい気持ちを
センサーが感じ取って、「その人の感じている気持ちをコピーして感じている」のです。

そこから、その気持ちに端を発して、自分の様々な想いや記憶へと以降し、
自分の気持ちになっていきます

<生まれつき、センサーが敏感な人と敏感ではない人がいる>

この共鳴のセンサーですが、生まれつき敏感な人と敏感ではない人がいます。
国語が得意、運動神経がいい、音楽のセンスがある、みたいな才能の一つなんですね。

センサーが敏感な人は、人の感情と感覚に敏感で、センサーをうまく使えないと、
日常生活が不便になることがあります。

例えば、

・人ごみの中にいると、様々な人のエネルギーに疲れやすくなってしまったり、
・人の気持ちを読みすぎて、どうしていいのかわからなくなったり、
・愚痴を言っている人や、ネガティブな感情の人のそばにいると、自分との境界線がなくなって
苦しくなったり。。。

例えば、
とある親子がカウンセリングにいらっしゃったことがあります。

高校生の女の子は、学校に行けず、お家に引きこもっていました。

お話を聞いて行くと、女の子は、親の気持ちや人の気持ちがわからず、不信感を感じて、
外に出るのが怖くなったそうです。

その子は、感情や感覚にとても敏感な子でしたが、お母さんは、
そこまで敏感な方ではありませんでした。

その子に言いました。

「あなたは、感情や感覚という心のセンサーがとても敏感だね。
でも、お母さんは、あなたのような才能はないと思う。
才能は、親子であっても、人それぞれだから。
お母さんが話している言葉と、感じていることが一致してなくて混乱することがあっても、
お母さんなりのマックスでは、何かを感じて話してくれているのだと、話していて私は思うよ。」

と。

彼女は、

「いつも、『心配してる』とか、『大好き』と言われても、心が動いてないから
嘘ついてるのかと思ってた。」

といってました。

同じように、学校のお友達との間でも、混乱していたんですね。

***

敏感なタイプの方がカウンセリングにいらっしゃると、
「鈍感になりたい」と皆さんおっしゃいます。

苦しいんですよね。

ですが、残念ながら、このセンサーをオフにすることは出来ませんので、
「使いこなす」ことが唯一の解決法となります。

<センサーを使いこなす>

センサーを使いこなすためのポイントは二つです。

1、人の感情・感覚と、自分の感情・感覚の二つがあることを知って、感じ分けてみる。
2、自分のセンサーの傾向を知る。

1、は慣れと訓練です。

2は、例えば、無意識の中に、「かわいそうな私を救ってほしい」という気持ちが
隠れていたりすると、センサーは「かわいそうな人」に対してばかり働くようになります

この傾向を知り、無意識に隠れている自分の願望を叶えてあげると、
センサーはよりニュートラルに働くようになります。

カウンセラーはこのセンサーがキャッチしたものを、分析するための情報源にしたり、
カウンセラーが感じたことを、センサーを使って、感情や感覚に訴えながら話をすることで、
頭だけでなく、潜在意識(感情)・無意識(感覚)とも会話をしています

<共鳴が強い人は、人に訴えるのが上手>

共鳴力が大きい人は、たくさんの人の心のにメッセージを届けることができます

例えば、

ライブ会場で盛り上がるのは、そのアーティストの共鳴による力です。
音楽という武器を使い、アーティストの感性を共鳴させて、ライブ会場のテンションは
上がって行くのです

ビートルズやマドンナなど、たくさんのファンを集めるアーティストは、
共鳴力が強大な人なのです。

他にも、スピーチが上手な人や、注目を集めるのが上手な人も同じです。

<類は友を呼ぶは、共鳴の力>

別に、ビックなアーティストになる必要はありません。

大切なのは、自分の共鳴力がちゃんと働いていること

この人、なんだか一緒にいて安心するな。
この人と話してると、テンション上がる!
この人の空間は心地いい^^

これも、すべて共鳴の力。

「この共鳴が好き!」という人とは、なんだか仲良くなれるし、
「この共鳴はあまり合わないな。。。」という人には、気を使ってしまいます。

共鳴が人を呼び寄せ、結果、仲のいい人間関係を築くことができるんですね。

共鳴のセンサーは、潜在意識(感情)、無意識(感覚)の層で起こります。
感情や感覚を閉ざしてしまうと、共鳴は使えません。

ですから、自分本来の感情や感覚と繋がり、共鳴のセンサーを活用することが、
人生のよいリレーションシップを築くためのカギとなるのです。

あなたは、どんな共鳴が好きですか??

村本明嬉子

 

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カウンセラー

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