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【基礎講座】リバランス原理 〜心に不要なものはなく、すべてがリソースとなる〜

こんにちは。
リジョインの村本です。

今日は、基礎講座で「リバランス」のお話です。
リバランスとは、もつれが解ける仕組みのことです。
リバランスの仕組みをお勉強しましょう。

<そもそも、なぜ心の痛みや苦しみは発生するのか>

そもそも、なぜ心の痛みや苦しみは発生するのでしょうか?
それは、WANTがあるからです。

恋人が欲しい、家族が欲しい、認められたい、繋がりたい、愛を感じたい etc
WANTがあって、それが叶えられない時、人は傷ついてしまいます

全く興味がないものが無くなっても、痛くもかゆくもないけど、
大切なものが無くなると、心が痛んで涙が出ます。

では、WANTはどこからやってくるのでしょうか?
WANTの根源は、「愛、本質、魅力、才能」です。
これを4Talentsと呼びます。

これらは、はっきり違いを区別することは出来ませんが、
もともとその人が個性として持って生まれたギフトのようなもの。

愛があるから、幸せになってもらいたいと願い、幸せじゃない姿に傷つくし、
あなたの本質が優しさだったら、傷ついている人を見るとあなたも傷つくだろうし、
魅力はあなたにしかないものだから、他者の攻撃の的になりやすく、傷つきやすいですし、
才能は、あなたの魂から湧き出る、世界をよくしたい欲求ですから、
表現されないことに傷つきます。

4Talentsがあって、そこにWANTが生まれて、叶わないときに、人は傷ついてしまうのです。

<傷つくと、もつれが発生する>

WANTがあるから、傷や苦しみが発生し、抱えきれない痛みや苦しみが発生した時、
これを守るためにプロテクタが発動します、とプロテクタの記事でお話しました。
>>【基礎講座】プロテクター(心理的抵抗)という心理システム 〜成功や人と壁を創るシステム〜

もつれはあなたから切り離され、あなたが思い出さないように守られています。
(ショックなことが起こると記憶が無くなるのもこの一つです。)

プロテクタが発動すると、心の一部を切り離すことになるので、心はアンバランスになります

一方で、心にも体と同じような自然治癒力があって、ニキビを皮膚の外へ排出しようとするように、
隔離されたもつれを、外界に表出しよう(=気づいて感じてもらおう)と
メッセージを発するようになります。
(フラッシュバックなども、この機能の一つです)

そのメッセージは再現ドラマというパターンになって、
あなたの人生に繰り返し現れるようになります

再現ドラマを繰り返すうちに、
「おかしいな、こんなはずじゃない、幸せになりたい」と
気づいたあなたは、少しずつ、もつれに出会うように模索し始めます。

その方法は、人それぞれ。
ハウツー本だったり、
何かの講座だったり、
ふと目にしたコラムだったり、
映画やドラマだったり。。。

このブログを読んでくださるあなたも、その模索をしているのかも知れません。

心は、「本来のバランスを取り戻してほしい」と、
再現ドラマというパターンを通して、あなたにメッセージを送り続けるのです。

<リバランスとは、もつれを解いて、本来の自分に戻すこと>

リバランスとは、もつれを解いて、4Talentsを受け取り、本来の自分に戻すこと、本来のバランスを取り戻すことです。
リバランスするためのステップは、もつれができるシステムを逆に進むだけ、なんです。

<もつれの解き方 「自分カウンセリング」>

もつれを解くための、最初のステップは、
プロテクタを「あ、これがプロテクタだ!」と発見することです。

例えば、
誰かにほめられても、つい、自虐的な言葉ではねつけていたり、
チャレンジしたい気持ちがあっても、斜め上な目線で否定してみたり、
まっすぐに欲しい!と思えず、ついつい誰かを妬んでみたり、
こういった、本当の気持ちを隠すプロテクタを見つけることから始まります。

プロテクタを発見したら、プロテクタがあるということは、必ず、その先に
痛みと4Talentsがあるので、次のステップは、プロテクトしない方向へ進んでみること。
そうすると、何かしらの痛みが出てきます。

親にほめられたことがあまりないし、むしろけなされることが多かった過去の傷
チャレンジして失敗したことを笑われたり、否定されたりして、チャレンジが怖くなってしまった恐怖
どんなに望んでもてにはいらなかった過去の痛み

痛みが発見できたら、それは、
誰との間でいつ出来たのか(インパクトポイント)
を考えてみます。

お母さんに、認めてもらいたかったんだよね。
あの時、失敗なんて気にするな!お前ならできる!ってお父さんに励ましてもらいたかったな。
あの時、本当に望んでチャレンジしたな。

インパクトポイントが発見できたら、その当時の自分を十分に理解し、抱きしめてあげます。

お母さんに言ってもらいたかったことを、
自分で自分に投げかけたり、
自分を励ましたり、
パートナーや友達に投げかけてもらったり。
これが、本当の意味で、自分を大切にすることなんです。

ここはセラピーの領域でもありますので、あまりにも深い傷だったり、
自分で触れることができない場合は、プロにお願いする必要があるかも知れません。

リジョインでは、インナーチャイルドセラピー、アイコンタクトセラピー、
イメージセラピー、コンステレーションセラピーを使います

痛みを抱きめると、必ず痛みは消えて行きます。
どんな痛みも、向き合えば必ずなくなるものなのです。
(逆に、向き合わずに切り離すと、ずっと再現ドラマとして引きずることになります。)

痛みが去った後には、あなたの本来の姿、4Talentsが現れて、自然とあなたらしさや才能が
表現されるようになります。

この、自分にリバランスを起こす力を「自分カウンセリング力」と言い、
リジョインの育成プログラムでは、自分カウンセリング力の体得を目指しています。

<リバランスが起こると、すべての調和がとれる>

リバランスが起こると、痛みの前で守ってきたプロテクタは、
あなたのプロセスを進める推進力となります。

たとえば、以前に書いた、自分の女性性を男性性で守るパターンですが、
リバランスが起きて、自分の女性性を男性性で守らなくて済むようになると、
男性性は、女性性の後ろに立って、

「好きな人に好きって伝えようよ!」
「彼と、もっと幸せになろう!!」

と、あなたの人生を前に進める力になります。
>>◆女性性を上げると、男性はあなたを助けることができる 〜女性の中の女性性と男性性〜

「自分はチャレンジしても失敗する」というプロテクタが、リバランス後には、
「それでもチャレンジしようよ!」
「きっとうまく行く!」
「うまく行くまでやってみたい!」

というような気持ちに変化するのです。

よく、心理やスピリチュアルの世界で「手放し」という言葉が出てきますが、
あなたを守るために必要があって存在しているのであれば、一瞬の手放しでは、
解決しないことも多いのです。
(もちろん、手放しが有効な場合もあります。)

根本からのリバランスが、あなたの本来の調和へと導きます。
その時、あなたの中に不要なものはありません。

アンバランスからリバランスした本来のバランスへ!
もっともっと、本来の自分へ、ぜひぜひ出会ってみてください。
あなたの4Talentsを、あなたの愛する人や、あなたを必要としている人たちが待っています。

村本明嬉子

 

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