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お金のお話 その② 〜浪費の下にある心理〜

こんにちは!
村本明嬉子です。

前回、

お金のお話 ~全部喜びに使っていますか?&浪費のメカニズム~

を書きました。

2週間のミニマム生活試してみてくださいましたか??

コメントくださった方、メッセージで下さった方、ありがとうございました!
これからの、方も、ぜひぜひ試してみてくださいね~。

さて、ミニマム生活で、ミニマムであぶり出されたの浪費の傾向に気づきを持てたら、
次のステップへ!

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ではでは、早速、今日のお題。

あなたが、ついついお金を使ってしまう項目が出ましたね。
あなたがお金を、知らず知らずに使ってしまっている場所。

その、浪費を、
「今日から1年手に入りません」
「買ってはダメです
!。。。。」
って言われたら、どんな気分になりますか?

それを見てみましょう。
ここで、あっさり、「はいそうですか!やってみましょう」って言えたら、
さほどネガティブなものはなさそうです。

さっそく、現実的に節約してみることをオススメします。
(ストイックではなく、試してみる感じでね^^)

ここで、動揺や、不安や、恐怖などを感じたとしたら
ネガティブなものを行動動機として、消費している可能性があります。

こちらのパターンの方は、深層心理を見ていきましょうね。
まずは、いくつかよくある事例をご紹介しますね。

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最初に、洋服の例。

女性の方には多い例ですが、とある女性に
1ヶ月に10万円使っているところ、「2万円で抑えてみてください」ってお伝えしました。

動揺する、クライアントさん。。。

「で、そう言われるとどんな気分がしますか??」
ってお伺いして出てきたのは。。。

「自分の”女”が終わるんじゃないか。。。
という感覚。。。

この感覚に出会った時、クライアントさんご自身が、とても驚いていらっしゃいました。
こんなこと、感じているなんて!!という感じ。

でも。。。もう少し、深層心理に入って行くと。。。

「今のままでも、こんなにキレイなのに、
なんで服がないと”女”が終わるって思ってるんでしょう?
たった1ヶ月、先月と同じ服だったとしても”女”は終わらないですよね?」

「では、『終わってる女』って誰ですか?」

帰って来た答えは、『お母さん』でした。

このケースでは、お母さんみたいになりたくないが故に、
毎月たくさんのお金を消費していたわけですね。

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次のケース

自分に似合う服を選べないコンプレックスの方のお話を、結構伺います。

あれが似合うんじゃないか、これだったら似合うんじゃないかって、
次々と、お洋服を買うのですが、いくら買ってもしっくり来ず。。。
洋服探しの旅に出てしまいます。

自分に似合う服が選べないのは、洋服に自己嫌悪を投影しているからなんです。

自分の姿にOKが出せていないんですね。

このタイプの方へ、「服への消費を抑えてください」とお伝えすると、

「今でさえ 似合ってない服しか持ってないのに、
買わないとなると、こんなにダサいまま生きていかないといけないじゃないですか」
って、慌てたりします。

ここに隠れているのは、みじめさです。
この方のみじめさは、思春期にお友達との間で形成されたものでした。

かわいくない私は、あのグループには入れない。
かわいくないから、こう扱われる。。。
といった自己概念。

その「みじめさ」を帳消しにしようと、お金を使っていらっしゃったんですね。

でも、その方はとても綺麗な方で、「みじめさ」は間違えた自己概念なんです。
本当は、みじめじゃない。

そんなご自分に出会って、自分を楽しめるようになっていらっしゃいました。

*****

さらに、次のケース。
またまた、洋服バージョンです(女子は圧倒的に多い)

「服を、月10万円から、2万円に抑えてくださいね」とお伝えし、
「どんな気分がしますか?」とお伺いすると。。。

「店員さんとのつながりがなくなる。」という方も実は結構いらっしゃいます。

この心理をお持ちの方は、大抵、ひとつのお店で大量に買っている方が多いんですが、
お店で、「とても丁寧に扱ってもらえる」「セレブとして扱ってもらえる」
という体験をしているんですね。

もし、これを辞めてしまうと、寂しくなってしまうんです。

ここでは、「つながりのなさ」「親密感のなさ」「無価値感」を、
丁寧に扱ってもらったり、大事に扱ってもらうことで、うめているわけです。

ここでは、本当の親密感やつながりへ向かって行くことが、根本の解決になるんです。

洋服系で多いのは、この3タイプ。

*****

では、次は、食べ物系へ。

まずは、外食がしたくてしょうがないタイプの方。
このタイプは、外食したときのアドレナリンを求めています。

多いのは、「無価値観」が隠れているケース。

ふたつ目は、ストック癖
ストック癖は、不安と恐怖の心理が隠れているケースが多く、
深層心理としては、

「お母さんにもらえなかったもの、お母さんとのつながりの欠如で生まれる不安を
ストックの安心で埋めている。」

ということがよく見られます。

*****

次は、美容系。

美容系も、深層心理には、『お母さん』が隠れていることが多いですが、
美容系のものを買うのを辞めてくださいってお伝えすると、
みじめさを感じる方が多く、
「今でさえ、そんなにカワイくないのに、
全然キレイじゃなくなったら、みじめな感じになっちゃう。」

という方が多いです。

こういった場合も、思春期に出来上がった自己概念が間違ってた、
ということがとても多いパターン。

『流行り』についていかなきゃっていう強迫観念が隠れていることもあります。

いつも流行りものを買わなくても、オシャレでいたり、
流行に乗っている様にすることはできるんだけど、
思春期の自己概念や、特にグループでの体験から、

『流行りに乗れなくなると、みんなから、見放される』

という自己概念が隠れていたりします。

*****

いくつか事例でご紹介してきましたが、
こんな風に、パターン化している浪費を辞めてみた時に、どんな気持ちになり、
辞めようと思ったら出てくる、「こうなっちゃうんじゃないか」という
怖れをみてみると、それがどこから来たのかがわかりやすくなります。

お金は、こういうネガティブな感情を埋めてくれる良いツールのひとつなんですが、
浪費の原因となる『心理』はずっとココロの中にあり続けるので、
それらを持っている限りは浪費し続けてしまい、
実際延べにしてみると、結構なお金になっている、

ということがあります。

ですから、どんな心理からお金を動かしているのかというのを
見てみることがとても有効になります。

そうして、間違った自己概念を信じていたりすることに辿りつき、
その自己概念の通り、

「本当にそうなっちゃう?」
「ダサくなっちゃう?」
「お母さんみたいになっちゃう?」

っていう問いに対して、

「あ、ただの怖れだった!」と気付けたり、
「それらの浪費を辞めた時にも、ああはならなない!」
と気付けた時に、そこから解放されます。

私自身の体験や、クライアントさんと色々な事例に取り組んできた感想としては、
心理的な恐怖や怖れは、幻想でしかないことがほとんどで、
その幻想のために浪費をしているものを、
自分の未来のために使えたら、人生が変わってくる!
と感じています。

ネガティブな感情に紐付いたお金を自由にしてあげたら、
本当にあなたの未来を創造するために、お金のエネルギーを使ってあげましょう。

お金も、もっと喜んでくれるはず!!

村本明嬉子

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