オーガズムのつくりかた
こんにちは、カウンセラーの村本明嬉子です。
これまでの講師経験の中で、定期的にセックスについての講義をしてきました。
このテーマで講座をすると、毎回満席を頂いております。
聞きたいけど聞けないというこのテーマ。
実は、カウンセリングの中でも質問が多いテーマなんです。
今日は、オーガズムの作り方についてお話しましょう。
大人のための、本気の性教育!
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「挿入した後、イケないんです。」
そんな質問を多く頂きます。
多くの方が勘違いしているのは、外部の刺激でイクのと、挿入後にイクのとでは、感じ方が違うということです。
外部刺激で感じてイクのは、男性がイクのと同じ感覚ですよね。
でも、挿入してイクのは、女性ならではの、女性に与えられた恩恵なんです。
女性は、年を取ればとるほど、感じられるようになっていきます。
20代では、挿入後イクというのは、なかなか難しいでしょう。
30代、40代と経験を重ねるほどに、感じる力は増していきます。
では、セックスで感じるって、どういうことなんでしょう?
実は、セックスで感じることと、映画を観て感動でジーンとして涙がでたり、切なくなったり、悲しくなったりという感情を感じることは、全く同じことなんです。
感情や感覚を感じられる度合いが多いぶんだけ、セックスで感じる度合いも大きくなっていくんですね。
ですので、経験を重ねて、感じることに深みが出る分だけ、女性は感じられるようになっていくわけです。
ですから、セックスが嫌いだったり、痛みや違和感を感じて気持よくない、というようなご相談の場合は、まず女性性を開いていきます。
女性性は感じる力。
女性性を上げていくほどに、セックスで感じていけるということです。
では、普段のセックスの中で、感じる力を上げていく方法をごご紹介しましょう。
まず、挿入後にイクというのは、外部刺激と同じようなイキ方をするという思い込みを捨ててください。
女性の体は、挿入後、気持ちよさの度合いがどんどん増していきますよね。
そして、いつかポンって、外部刺激でイクのと同じようにイクんだろうと想定しているかもしれませんが、挿入後は、気持ちよさがどんどん増していくだけなんです。
前回よりも気持ちよさのMAXが上がって感じることができれば、それはイッているんだと定義してみたほうがいいんですね。
それでOK!
この時、一番の邪魔者は「疑い」です。
私、ちゃんとイケてるのかな??
イケなくて彼に申し訳ないな。
イケない私は、女性としてダメだな。
みんなはイケてるのかな??だとしたら、私、なんか惨めかも。。。
そんな疑いが、実はイクための一番の邪魔者なんです。
だって、これは自己嫌悪だから。
セックスで感じるのも、感情を感じるのも同じだと言いましたよね??
女性性を上げるための一番の邪魔者も自己嫌悪。
ここでも、全く同じことなんです。
この疑いを排除していくことが、セックスで感じて、セックスを楽しむ一番大切なことなんだと、たくさんの女性をカウンセリングしてきて、また、自分の経験からも感じます。
「前回よりも気持ちよかった。今までで一番気持ちよかった。今日も私はイッたんだな☆」
そんなふうに、自分を褒めて、満足させてあげる。
これは、実は「自己肯定」なんですね。
自己嫌悪の一番の処方箋は自己肯定です。
こうやって、セックスの中で自己肯定していくいことで、セックスの感度も上がり、日常でも感度も上がり、女性性UPに結びついて行きます。
セックスで気持よくなればなるほど、女性性が上がっていくんですから、こんな素敵なことはないと思いませんか??
そして、もう一つ。
女性は、セックスの中で演技することを恐れますが、それもOKにしてあげましょう。
「自分は演技してるんじゃないかな???」
「演技しちゃった。。。↓」
これも、実は自己嫌悪。
この前よりも気持ちよかったって、はっきりとはわからないこともたくさんあります。
目に見えたり、数値に表れたりすることではありませんからね。
でも、「そんな気がする」を信じてあげることが大切。
ここで、演技だったんじゃないか??っていう疑いが、あなた自身の女性性への疑いとなっていくんです。
演技だったとしてもいいじゃないですか。
ananの調査でも、半数以上の人が、演技をしたことがあると答えています。
でも、そうやって、自分が感じることを演技だとしても許容することで、本当に感じていけるようになっていくんです。
「演技かもしれない」の恐れを捨てて、演技だとしても楽しんじゃおう!に変えた時に、セックスはより楽しめていくわけです。
セックスという、愛する人との極私的な空間で、疑いや自己嫌悪は不要です。
演技だとしてもいいじゃないですか。
イッたかイッてないかなんて、問題じゃありません。
今日のセックスも、なんだか凄く気持ちよかった。
前回よりも楽しめた。
いつもと違う感覚のセックスでよかった。
それが、大切です。
そうやって、一つ一つのセックスを楽しんでいると、いつか、ポンってイク体験がやってきます。
それは、そうやって自己肯定していった先にあるんですね。
でも、それはそんなに重要なことではありません。
そこまでイケたら、ハッピーですけどね↑
そう、こうやって見ていくと、セックスも成長であり、進化であったりするわけです。
そして、楽しんで、感じて、感情が解放された先に、愛が溢れてきます。
「あぁ、なんか大好き!愛してる!!」
そんな気持ちがやってきたら、愛する人とのセックスが最高になりますね↑
愛しあう二人がいるだけで、気持よくて、楽しくて、愛が溢れる旅にでることができる。
体以外は何もいらない。
そんな素晴らしいことってないと思いませんか!?
セックスは、女性が女性になれる最高の場所。
そうやって楽しんでいるだけで、女性性がどんどん開いていく、素晴らしいヒーリングです。
どうか、セックスを恐れずに、自分を疑うのではなく愛して、自分を愛した分だけ愛する人への愛を感じて、二人が解放されていく。
そんな体験をしてみてくださいね。
そうしていると、女性であることは、神様からもらった宝物だと思えるかもしれません。
たくさんの女性が、そんなミラクルな体験を得られますように。
皆さんのヒントになれば幸いです。
村本明嬉子