ブログ blog

【基礎講座】心の階層 〜現実と内面を的確に理解する〜

こんにちは。
リジョインの村本です。

今日は、基礎講座、心の階層についてのお話です。

この第一階層〜第三階層からなる「心の階層」については、カウンセリングや育成で、必ず出てくる必須アイテムです。

この考え方から自分や働きかけたい相手の状態を見ると、ものすごく早く、簡単に理解することができます。
自分のことを見ると、自分の現実がなぜうまくいかないのかも、簡単に理解することができます。

カウンセリングでは、この階層を使って、今の自分やパートナーの状態をご説明しています。

自分のプロセスを進める、自分の現実を変える、パートナーや子供に働きかける。
すべての場面で必要になる見方ですので、ぜひ、マスターしてくださいね。

第一階層〜第三階層

第一階層:現実にいる、話したり行動したりしている人、思考している人
第二階層:第一階層と第二階層を客観的に見つめる人
第三階層:心=感覚 の人

図解するとこんな感じ。

第一階層〜第三階層、例えばこんな感じ
第一階層では、素っ気ない態度だけど、第三階層の「感覚=本心」は喜んでいます。でも、この態度じゃうまくいかない。。。ということを第二階層が見ている状態。

 

カウンセリングは、基本的に第二階層の「自分を客観的に見つめる人」に話しかけ、成長を促しています
育成で行う「自分カウンセリング」も同じです。

また、第三階層が本質であることが、欲しい人生を手に入れるためには大切なことですが、
リバランスコンステレーションは、イメージセラピーは、第三階層に働きかける手法です。

本質からの行動を促す宿題は、第一階層に働きかけます

第二階層の人が自分カウンセラーであり、「自分の人生を自分で進める力」なのです。

現実の行動で愛されてないのに、愛されていると錯覚できる仕組み

第一階層で、どんな行動をするか。
それは、とても大切です。
どんなに想いがあっても、行動しなければ、何の意味もありません。

一方で、現実だけみていても、相手の気持ちや本音はわかりません。
両方を見ることができてはじめて、本当の相手、本当の自分が見えてきます。

***

「端から見れば、別れた方がいいんじゃない?」と思う相手に夢を見続けて、時間を浪費するA子さん。

何が起きているか、見てみましょう。

第一階層だけ見るから盲目になる
第一階層だけで相手をみると、相手の言っている言葉が「本気」なのか、「口当たりのいい適当な言葉」なのかがわからない。

これを信じ続けると、ダメンズ製造工場となり、幸薄な女を爆走となります。

カウンセリングを進め、第二階層から自分とパートナーを見てみました。

第二階層から、自分と相手を眺めると、第三階層の本心は「好きだけど、自分の見たくないものには向き合わない範囲で好き」となっており、結果、第一階層は「適当な嘘」になっていることが見えてくる

 

第一階層だけ見ていても、相手の心を含めた真実は見えません。

「言動と心」=「第一階層〜第三階層」を見て初めて、相手の真実がわかるのです。

第二階層から、相手の全体を見ると、相手は口だけ、有言不実行のナヨガイ(タフガイの逆)だと気づきます。
盲目的に第一階層だけしか見ない結果、A子さんは、都合の良い女になっている自分に気づきます。
つまり、愛されていないことを知ったのです。

この事実を見ることができたら、あとは、
「行動で愛を示してほしい」「自分の心に向き合って、私を愛せる男に変化してほしい」とお願いするか、
有言実行で、「ハートも現実も愛してくれる男性」を探しに行くか、
自分を幸せにするための行動を選択することができます

頑張れ!A子さん!!

行動では愛を示しているのに、愛されてる感を感じられない仕組み

逆のパターンも、カウンセリングの中では多く出てきます。

パートナーは、すごく愛してくれていて、行動でも示してくれているのに、何か物足りない、寂しい、虚しいと感じてしまう、というご相談。

この場合は、パートナーの第三階層にはちゃんと「愛してる」があるのですが、
その「愛してる」という感覚を、本人が感じられない状態、第三階層が切り離されている状態になっているので、
第一階層での、「愛を示す行動」が「TODOリストをこなすロボット」になってしまい、
結果、「行動で示されて、頭では愛されてるとわかるんだけど、愛が伝わってこない。。。」となってしまいます。

二人とも第三階層に愛はあるけど、第一階層と第三階層がつながっていないため、第一階層の言動から、愛が感じられない状態。これは、非常にもったいない!!

 

自分自身も第三階層につながって、第三階層の愛の場所から相手にコミュニケーションをとって働きかける必要があります

また、こういうタイプの男性は、「自分は愛を表現してる」と思っているので、心の階層の話から、論理的に寂しい理由を説明して、
「感覚につながってほしい。あなたの愛を感じたい」と相手に変化を求める必要があります

このタイプのご夫婦に、いつも思うのは、「早くやったほうがいい!」ということ。
だって、月九の恋愛ドラマのような、愛し合っているのにすれ違い〜って、時間がもったいないじゃないですか。
つながっちゃえば、毎日が、とろける南国になるんですよ。

でも、皆さん、「なんで寂しいかわからない」のですね。
だって、行動では示してくれているんだから。

わからないから、寂しさを、何かの理由をつけて怒ったりします。
例えば、「トイレの蓋を閉め忘れてる」とか、「連絡が遅い」とか。

本当は「あなたが自分の『愛してる』の感覚につながって、私に接してほしいの」と言いたいのだから、
言われた男性も「機嫌悪いな」「当たられてるな」と感じてしまいます。

そうして、どんどんTODOリストに項目が増え、どんどん寂しさの怒りが増していく。。。
という悪循環も、よくあるパターン。

ぜひぜひ、的確にパートナーに働きかけて、愛の循環する二人になってくださいね。
愛のカップは最高ですよ!

第一階層の行動と、第三階層の状態が大切 〜ズレ母さんと本質母さん〜

同じ行動でも、第三階層の状態で、相手が受け取るものが変わるという例をみてみます。

幼少期に母性が十分もらえず、寂しい思いをしていて、寂しさを認識できないまま母親になると、
「いいお母さんになりたい」という思いが、手作り料理への執念と化してしまうことがあります。

でも、その料理を作るお母さんの第三階層は、「良いお母さんにならなければならない」という
鬼軍曹のような人が料理をしている状態に。。。

つまり、第一階層は、毎日手作り料理をつくる、いかにも良いお母さんに見えても、
第三階層は、子供のためではなく、「良いお母さんでありたい私のため」という、子供を使って自分を満たしている状態になります。

これは、「ズレ質母さん」ですね。

子供が欲しいのは、第一階層も第三階層も本質笑顔の両親と過ごす、楽しい「時間」です。
「命」とは「時間」ですから、子供は、親と一緒に命を楽しみたいのです。

一方。。。

今日は金曜日で疲れてる。
しばらく大好きな動物園に行けてないから、明日のお休みは、久しぶりの動物園で、子供と思いっきり遊んであげたい。
子供がそうしたいなら、閉園まで一緒に走り回ってあげたい。
明日を最高の時間にするために、今日はお惣菜と冷凍食品で夕食を済まして、家事を最低限にして、明日に供えよう!

この母さんの第一階層は、一見手抜きですが、第三階層は、「子供にとって、今一番必要なものはなんだろう?」を見ています。
それが、手作り料理なのか、お惣菜で時短家事 → プレシャスな時間を過ごすことなのか。

つまり、第三階層の「プレシャスな愛」から、第一階層の行動が起きています

これが、プレシャスな愛を与える「本質母さん」です。

パートナーシップの鍵は第三階層!
「第一階層の行動」+「第三階層の状態」=「人生の質」

好きセンサーは、感覚である第三階層にあります
出会いに行ってる自分の第三階層がズレ質だったり、第三階層に繋がっていない状態だと、パートナーは見つかりません。

夫婦が本質でつながるためには、第三階層が
「本質女性性」=大好きな人の子供を産み、愛で育みたい気持ちを守ってもらいたい場所
「本質男性性」=自分の遺伝子を産みたいと命をかけてくれる女性を命をかけて守りたい場所
であることが大切です。

「第一階層の行動」 + 「第三階層の状態」= 「人生の質」

リジョインの育成では、このプレシャスな愛を子供に与えることのできる「本質母さん」「本質父さん」になること。
お互い、本質の愛から愛し会えるパートナーシップをつくること。

プレシャスなパートナーシップ、子育て。
プレシャスな人生。

それを作れる自分になることを目指して、進んでいます。
もちろん、面談でも全力バックアップです。

ぜひ、プレシャスな自分を発見して、その場所でパートナーと繋がり、プレシャスな人生を楽しんでください!

村本明嬉子

カテゴリー

カウンセラー

ページトップへ

ページTOP