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第一階層と第三階層のすれ違い 〜ヒーロー少年とSweetest Lovely いちごちゃん〜

こんにちは。
真田雅一です。

今日は、「心の階層の話」と、「第三階層にいて、本質の源となるインナーチャイルド(ヒーロー少年、Sweetest Lovely いちごちゃん)」
について、お話ししたいと思います。

その前に、こちらの基礎心理「【基礎講座】心の階層 〜現実と内面を的確に理解する〜」を読んでから、こちらの記事をご覧ください。

第一階層と第三階層の不一致を理解できている場合

例えば、仕事でチームミーティングをしていると、上司が心ここにあらず状態。。。
一見、ミーティングを進めていて、確認すべきことを確認しているけれど、明らかに上の空。

ミーティング後、あなたが、上司に「何か心配事があるんですか?」と聞いてみると、

「確かに、週末の子供の受験のことを考えていた。すまん」と答えます。

第一階層、現実で「チームミーティングを進めている」という事象と、
第三階層の「子供の受験を心配している」という事象、
二つの事象のズレを、この上司は認識できています。
(第一階層と第三階層を見て、認識しているのが、第二階層の自分)

第一階層と第三階層がすれ違う悲劇

【基礎講座】心の階層 〜現実と内面を的確に理解する〜」の記事で、
「行動では愛を示しているのに、愛されてる感を感じられない仕組み」のところにあるカップルを、さらに詳しく見ていきます。

この、第三階層にある「妻を愛している」感覚(=ヒーロー少年)を切り離して、思考で、
「愛しているから仕事をしている、ゴミ出しもしている、旅行も連れて行っている、おれは、妻を愛せている!」
と信じている夫。

妻から、「あなたは私を愛していない」と言われたら。。。

「自分は妻のために頑張っているのに、なぜ、そんなことをいうんだOrz」
と傷つきますよね。

でも、妻は心(=第三階層)で、愛を「感じたい」のです。

「愛を感じさせて!!!」と、叫んでいます。

夫は、第一階層で愛を示し、妻は、第三階層の愛を感じたいと言う

このすれ違いがややこしくなると、
「夫は浮気しているんじゃないか?」「私を愛していないんじゃないか?」と、疑いへ転嫁されたり、
「家を買って貰えば、愛を感じられるんじゃないか?」「ダイヤをプレゼントされれば。。。」物欲へと以降したり、

行き着く果ては、別れの危機の大惨事です。

妻は愛してないといい、夫は愛しているという。
このように、お互いの認識に齟齬が出る時、第三階層がどうなっているか、を見る必要があります

第三階層とは、感覚であり、無意識の領域です。
この部分に目を向けることで、永遠に終わりがこないと思っていた戦いに、終わりが見えてくるのです。

それも、思っても見ない、ものすごくハッピーな結末が。。。

第三階層にいる本質のインナーチャイルド、
ヒーロー少年とSweetest Lovely いちごちゃんを見つける!
ヒーロー少年編

サッカーの本田圭佑選手が、海外チームに移籍した会見の際、「複数のオファーの中で、どうして、そのチームを選んだのか?」という質問に、
「リトルホンダが、そのチームでプレーしたいと言ったから」と答えました。

リトルホンダとは、インナーチャイルド、ホンダの中のヒーロー少年のことですね。
ホンダ選手は、インナーチャイルドを擬人化して、自分の無意識との対話をしていたということです。
すばらしいです!!

このヒーロー少年につながるためには、幼少期、養育的な立場の人から、ヒーロー少年を見つけ、関わり、育ててもらわなくてはいけません

リョウマ(3歳)と妻と、公園で遊んでいたとき、目の前の女の子(1歳半くらい)が、前のめりに転んでおでこを打ってしまった。
泣いている女の子に近づいたリョウマは、人差し指でチョンとその子の背中に触った。
一見、痛がって泣いている子に何をしているかわからない。からかっているようにも見える。

 

でも、妻はそこで、すかさずリョウマに寄り添って「痛いの痛いの飛んでけをしてあげたいんだね。」
リョウマは黙ってうなずく。
妻は、共鳴で、リョウマの意図を読み取った!
本当は、「痛いの飛んでけ!」をしたいけど、泣いているから遠慮して、
人差し指一本だけで「飛んでけ!」をこっそりしていたリョウマの第三階層を翻訳したのだ。
小さい子のびっくりと、痛みをやわらげたい、優しいヒーローリョウマを、妻は見つけ出した。

 

そして、「一緒にとんでけやってあげよう」と息子を誘って、二人で「飛んでけ!」をする。
周にいる他の親御さんたちの「何してるんだ?あの子?」となるところを、「思いやりがある子だね」に周りの誤解も解いて、
リョウマのやさしさという中心から、周りのみんなと共鳴するフィールドを、妻は意識していないけどつくったことがわかる。

 

「いいのかな?泣いてるしな?でも、『飛んでけ』!してあげたい」
という、息子のヒーロー少年が、とても嬉しそうだ。
(実際に、その後ジャンプして手をふりながら元気に滑り台に走っていった)

 

私一人なら気付けない、「どうしたリョウマ?」のハテナだらけの日常のはずが、
妻のリョウマヘの愛を感じて、リョウマの本質を感じて、何気ない公園ですごく感動した。
そして、こんなきれいな家族を、守れて幸せだと思った。

 

こんなふうに、言葉にできない、態度にもどうやって表していいかわからない、小さな心の声を拾い上げて、
承認し、表現を手伝ってあげることが、ヒーロー少年を育てるということです。

でも、第三階層の声を聞くことができなければ、第一階層では、泣いてる子をからかっているようにも見えて、
「やめなさい」「何してるの」と言ってしまうことも。

その時、恐々と泣いているお友達に手を伸ばそうとしている第三階層のヒーロー少年は、「お前はだめだ」というメッセージを受け取り、
この感覚(ヒーロー少年)はダメなんだと押し込め、時間が経つと切り離されて、いることすらわからなくなってしまいます。

そして、自分の愛から行動するのではなく、周りの顔色を見て、周りに合わせて行動したり、
愛から行動する代わりに、「すべきこと」をこなすことが大切だと思うようになります

すべての男性が、ヒーロー少年を持っている

ヒーロー少年は男性性の源です。

男性性とは、何があっても、自分が愛している人を絶対に守り抜くコミットのこと。
コミットというのは、必ず成し遂げる決意。
愛している人を、愛し、守り抜く。
それがヒーローです。

女性は、愛する男性の中にいるヒーロー少年を感じます。
これを感じるから、恋をして、結婚しているのです。
女性は、このヒーロー少年に感覚でつながったあなたに愛してもらいたいと願っているわけです。

これ、女性からすると当たり前なんだそう(笑)

しかし、男性は、このヒーロー少年を見つけ、育ててもらえなかった故、ヒーロー少年は切り離されています。
切り離されていることすら、気づいていません

女性から見ると、ヒーロー少年が見えるのに、男性性で愛してもらえない女性のジレンマと、
そのことが理解できない男性とのすれ違い。

男性が、第3階層と言う見えない無意識の、本来の感覚につながってないと言う問題。
これが1つ大きなところであります。

女性も、女性性の源である「ラブリー苺ちゃん」を切り離している

【基礎講座】心の階層 ~現実と内面を的確に理解する~」で出てきた、第三階層では大好きなのに、
第一階層ではそっけない態度をしてしまう女性。

このように、感覚の中には、男性に食べてもらいたいラブリーな苺ちゃんがいて、
大好きなパートナーが、女性の苺ちゃんを食べたいと願っている(愛したいと願っている)のに、
女性の側が、「私なんて価値がない」「可愛らしい私なんて柄じゃない」「恥ずかしい」「どうせ愛されない」と、
苺ちゃんを差し出すことを拒んでいる場合

これも、大変ですね。

いくら男性が、女性を愛したいと思っても、
苺ちゃんを拒んでいる = 愛を感じる場所を閉じている」
となっていては、男性も愛しようがないです。

しかし、女性は、自分がラブリー苺ちゃんを切り離しているとは思わないので、「愛を感じられない!」と男性に怒ってしまう。

地獄の永遠ループです。

ヒーロー少年と同じく、第3階層と言う見えない無意識で、本来の感覚につながってないと言う問題は、女性の側にもあるのですね。

第一階層と第三階層をつなげることが、良質な人生を生きるカギ

このように、第一階層と第三階層のもつれが、愛があるのに「地獄の永遠ループ」を呼ぶと言うことになってしまうのです。

男と女は違ってあたりまえ。
理解し合うことは難しい。
コミュニケーションと取ろうと思うと苦しくなる etc

さまざまな考えや教え(?)がありますが、そんなことは無いです(断言!)

男性と女性は、第三階層につながれば、一緒にいればいるほど愛が増していく「愛の永遠ループ」で繋がれます。
幸せと楽しいが二人の間、家族の間にいっぱいの日常がおくれます。

ポイントは、切り離した第三階層につながり、第三階層と第一階層をつなげること。

第一階層(現実や思考、社会性)と、第三階層(無意識、感覚、心)の両方を俯瞰してみて、つなげる人を、
リジョインでは、第二階層をよんでいます

この、第二階層が、良質なパートナーシップ、良質な人生をつくりあげるカギになります。

第二階層の場所に立って、第一階層と第三階層を見るコツを身につけ、心と現実がつながった、有意義で良質な人生を進んでいく、
というのが、私たちリジョインが、リバランスコンステレーションを基本にして行なっている、リジョイン心理学になります。

この理論と手法を使い、本質に出会い、眠っている力を使うこと。

そのためのツールが、「自分カウンセリング」として、リジョインで提供しているサービスになります。

気になった方は、ぜひ、一度お試しください!

真田雅一

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