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【基礎講座】TESL理論 ~心の一番深い場所には「愛」がある!~

こんにちは。
リジョインの村本です。

リジョイン心理学基礎講座です。

心の一番奥には愛がある

以前、TES理論のお話をしました。
【基礎講座】リジョインTES理論 ~心は何でできているか?~

実は、TESのもう一つした、心の一番下には「L」の層があります。

L層のLは「Love」のLで、心の根本は愛なのです。
この層では、「愛」か、もしくは愛が反転して「罪悪感」かの2択になっています。

ポジティブな感情・感覚(ハッピー、楽しい、嬉しい、リラックス、いい気分 etc)の根源は、すべて愛であり、
ネガティブな感情・感覚(やな感じ、無価値観、恐怖、怒り、自己攻撃、etc)の根源は、すべて罪悪感でできています。

例えば、毎日作るごはんも、
「今日も私たちのために一生懸命仕事に行ってくれたから、お疲れ様の気持ち♡」で作ったごはんは「愛のごはん」ですし、

「ごはんを作るのは自分の仕事だから」という役割や、
「面倒くさいけど、文句言われるのやだから!」作ったごはんは、「罪悪感のごはん」なのです。

罪悪感と言われてもわかりにくいのですが、わかりやすくいうと、「愛」からでない行為はすべて「罪悪感」だと思ってもらってかまいません。

なので、「義務だし」「こういうものだから」「夫(妻)がやることになっているから」「これが常識」「普通でしょ」
という理由でやっているものも、すべて罪悪感。

義務も役割も、根底が愛であれば、パートナーシップはうまくいきます。
一見どんなに尽くしている行為でも、根本が罪悪感であれば、溝になっていくのです。

根本が罪悪感で、「文句言われたくない」と思いながら相手に尽くす行為は、
すればするほど怒りがたまるし、どこかで必ず限界がきて諍いになります。

例えば、怒りも喧嘩も全然悪くありませんが、愛からするけんかはとってもいいものです。
「好きな人にそういう言い方されると傷つく!!腹たつ~~!!」
「もう!!大好きだから、こうしてもらいたいのに!!」
というやつ。
かわいいですね。

最後は必ず、「前より心が近く感じる」場所に行くことができます

でも、罪悪感からのけんかは、二人の絆を壊し、どんどん距離を開けていきます。
A「全部あなたのせい!あなたのせいで私は不幸!あなたが悪い!」
B「どうせ、こう思っているんでしょ!」
C「どうせ愛されない・・・(引きこもり)」
D「無言の圧力で怒る・・・」

怖いですね。

愛と罪悪感は裏返しですから、罪悪感のコミュニケーションは必ず愛のコミュニケーションに変換することができます

では、A~Dを罪悪感から愛に変換してみましょう!

A「全部あなたのせい!あなたのせいで私は不幸!あなたが悪い!」
 「あなたが好きだからこんなに求めているのに!あなたが大好きなのに!大好きなあなたにもっとこう愛してほしい!」
B「どうせ、こう思っているんでしょ!」
 「大好きなあなたにもし、こんなふうに思われてたらどうしようって怖くなる」
C「どうせ愛されない・・・(引きこもり)」
 「愛してもらいたい。気づいてほしいの」
D「無言の圧力で怒る・・・」
 (迎えにきて~~!)

こんな感じでしょうか。

さて、あなたの日常は、どれくらい愛(または罪悪感)に溢れていますか??

自分の本質であるLの層につながることが大切

罪悪感のコミュニケーションを愛のコミュニケーションに変えることが、パートナーシップや人間関係を築く上でとっても大切なのですが、
L層は無意識のさらに下にあるため、罪悪感が発動しているときに思考で変換しようとしても、なかなかできないのです。

この「心を思考で制御できない」ことが、皆さん(特に男性)が心を扱いあぐねるポイントです。

いい気分は思考でやるものではなく、思考のずーーーーっと下の根本、あなたの本質から自然と湧き出るものなんですね。

例えば、買い物をしていい気分は、ものを買った時のアドレナリンで、一時的に上がっているだけです。

本当のいい気分は、
大好きな人と一緒にいて、理由のない幸せがただただ湧いてくる感じ
朝起きて、空気が気持ちよくて、朝日が綺麗で、ものすごーーーーく気分がいい感じ
気づいたら鼻歌が出てるような感じ

そんな、とっても自然で、パワフルなものなのです。

過去の愛にまつわる傷が、愛を罪悪感に変換させる

では、罪悪感コミュニケーションを愛のコミュニケーションに変換するには、どうすればいいでしょうか。

子供の頃、私たちはみんな、愛のコミュニケーションしかありません。
両親のことが大好き!
いつも一緒にいたい!
褒められたら嬉しい!!
もっと親密でいたい!!

それが、
よかれと思ったのに怒られたり、
自分にとっては大切だと思うことをぞんざいに扱われたり、
「正しさ」や「~べき」という教育で抑圧されたり
することで、傷つき、傷を守るためにプロテクタが発生し、愛を罪悪感へと変換してしまうのです。

以前の【基礎講座】で、傷ついてプロテクタに守られている愛(4Talents)を取り戻す方法をご紹介しています。
【基礎講座】本当の自分を創る4Talents ~才能・本質・愛・魅力~

思考でネガティブをポジティブに変えることは難しいですが、一度L層につながってポジティブになると、
何もしなくてもずっといい気分が続きますし、自然と愛のコミュニケーションができるようになります。

L層につながったら、それは一生ものなのです。

Lの層が「好きセンサー」になる

L層は、「愛」にまつわる心理の根源です。

どんな風に愛し合いたい、どんな関係性を作りたい。。。

人との関係性は、このL層がセンサーとなり、好きな人や共鳴する相手を見つけ出します

でも、この好きのセンサーが歪んでいると、
好きにはなるけど続かなかったり、
同じパターンで別れを繰り返したり、
好きセンサーが壊れていると人を好きになることができなくなったり
「好き」と「助けたい」を間違えてしまったり
します。

パートナーシップは愛にまつわる物語。
パートナーシップがうまくいかない時、必ずそこには、L層に関する課題が隠れているのです。

***

リジョイン育成プログラムでは、この愛のコミュニケーションができる自分になるために、自分カウンセリングを学びます。
相手が罪悪感コミュニケーションでも、自分から愛のコミュニケーションへと変換する力(働きかける力)が身につくと、
自分の力で関係性を変化させることができます。

自分発信で愛を想像できるようになると、生きることが想像的で、とても自由に感じます。

愛で満たされた人生を生きるためのヒントにしていただけると幸いです。

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